安岡正篤
二行書
Yasuoka Masahiro
Calligraphy
掛軸 紙本 131,5cm×34cm(総丈202cm×47,5cm) 箱入り
作品の状態について
画面、表装共に大変良い状態です。
賓陽光浄身魂
積陰徳傳児孫
正篤書
〈訓読〉
陽光を賓として身魂を浄(きよ)め、陰徳を積みて児孫に伝える。
〈私訳〉
太陽を敬って(その光で)体と心を清らかにし、人知れず善行を積んで(この心がけを)子孫に伝える。
◯陰徳 己のみ知って、他人に知らさない恩徳。かくれた徳。世間に目立たない善行。
〈解説〉
安岡正篤は「健康の三原則(心身摂養法)」を次のように説いています。
第一に、心中常に「喜神」を含むこと。
(どんなに苦しい時でも、心のどこか奥の方に喜びを持つこと)
第二に、心中絶えず感謝の念を含むこと。
(ありがたいという気持ちを絶えず持つこと)
第三に、常に陰徳を志すこと。
(絶えず人知れず良いことをしようと志すこと)
これは、体の健康にはまず心の健康が大切であるとし、安岡自身が常に意識していた三つの心がけだそうです。「喜神」の神とは精神の神(しん)、つまり心の最も奥深い部分を指しています。
本作品の漢詩の出典は明らかでありませんが、心に留めておきたい言葉が揮毫されています。「積陰徳」の語は、安岡の健康の三原則の「常に陰徳を志すこと」と同じ意味を表し、「積陰徳伝児孫」の句は、『易経』坤卦の「積善の家には必ず余慶あり」(善行を積み重ねた家にはその報いとして子孫に必ず幸福が訪れる)という教えに通ずるところがあります。(Y)
作家について
安岡正篤(1898ー1983)は、大阪市に生まれた陽明学者・思想家。名は正篤、号は瓠堂。東京帝国大学法学部政治学科卒。
幼少から四書五経に親しみ、20代の頃から陽明学者として知られた。昭和2年(1927)に私塾・金...
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