吉川英治
一行書
Yoshikawa Eiji
calligraphy
掛軸 紙本 124,5cm×23,5cm(総丈195cm×37,5cm) 吉川素亮箱書
作品の状態について
画面、表装共に大変良い状態です。
雪山春不遠 英治生
(読み)
雪山 春遠からず。
(大意)
(ⅰ)山に雪が積もっているということは、春がやって来るのもそう遠くはない。(長い冬を耐えて春を待つ気持ちの表現として用いられる。)
(ⅱ)苦境を耐え忍べば、幸福・繁栄の時期は必ず来るという喩え。
これは『私本太平記(一)あしかが帖』の上杉憲房が妹の清子へ送った書状中に見られ、ある言葉が吉川英治のものであるか調べるのに簡便な書籍である『真実と希望の書』(川端康成監修、番町書房、1967年)の「勝機をつかむ」に「雪山春不遠 唯々、解くるをお待ち候へかし。」と収められています。
彼は下手でも自分が楽しむのだからよいのだと、よく画を書いたそうで、その姿勢は書にも共通していると言えるでしょう。そんな書画260点余りを収めた『改訂版 吉川英治余墨』(吉川文子監修、講談社、1992年)には、昭和33年2月に「私本太平記」の史料調査に足利鑁阿寺を訪れた際、求めに応じて画帖に書いた「雪山春不遠」も収まっています。彼が残した作品の多くは色紙や短冊で、本作のような一行書は珍しいです。(Y)
作家について
吉川英治(1892〜1962)は神奈川県に生まれた小説家。
代表作には「宮本武蔵」「新平家物語」など多数。
文化勲章受章。
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