沢庵宗彭
横幅
Takuan Soho
calligraphy
掛軸 紙本 30,5cm×53,5cm(総丈113cm×66cm)箱入
作品の状態について
画面真ん中に少し折れがありますが、鑑賞に影響する折れではないと考えております。
表装裂が大変豪華な裂が使われており、書が書かれた当時からかわっていないと考えられます。
この語は京都の立派な人に求められ、書き与えたものです。中国禅宗を代表する燈史『景徳傳燈録』巻八、潭州龍山和尚には「三間茅屋從来住、一道神光萬境閑、莫作是非來辨我、浮世穿鑿不相關。」と収載され、少し異同が見られます。款記に「紫麓蒭草」と書かれてあることから、京都紫野在住の時代(壮年)に揮毫された書だと言えます。沈着にして重厚な書きぶりは揺るぎない強さと余裕を感じさせる出来の良い作です。
沢庵は和歌や茶の湯をよくしたことでも知られ、その書は江戸期以来、茶の湯の世界における人気がありました。この一幅は茶掛として大いに喜んでいただけると思います。(Y)
釈文と読み、意味は以下の通りです。
取是非来
莫辨我
浮世穿鑿
不相耳
京南有佳人求
此語故書之与之
紫麓蒭草澤菴
(読み)
是非を取り来たりて我れを弁ずる莫(な)かれ、
浮世の穿鑿(せんさく)は相耳にせず。
京南に佳人有り、此の語を求む。故に之を書し之を与ふ。
紫麓で草を蒭る澤菴
(本文意味)
是非を求め来ておいて持論を述べてはいけない。
浮世でむやみに憶測してとやかく言っていることには寄り付かない。
作家について
沢庵宗彭(1573~1645)は、兵庫県出石に生まれる。江戸前期の臨済宗の僧。一凍紹滴の法を継ぎ、大徳寺の住持となる。紫衣事件で幕府を批判し、出羽上山に流されたが、のちに品川に東海寺を開いた。詩歌・俳諧・...
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