江月宗玩 (こうげつこうがん)
江月宗玩(1574〜1643)は、大応派大徳寺派徹翁義亨派下の人。
和泉堺の出身。津田宗及を父にもつ。
天正8年父宗及が堺に大通庵を創建し、春屋宗園を招いた際に入室した。
文禄4年石田三成が近江佐和山瑞岩寺を開創するや、その開山に招かれる。
大徳寺に出世し、春屋宗園の法を嗣いで、156世住持となった。
黒田長政はその父如水の追薦のために大徳寺内に龍光院を建てたが、江月をその開祖に招いた。
また、大徳寺内に看松・寸松・弧篷・正宗・正伝・済北・東漸の六庵を開いた。