大田垣蓮月
やどかさぬ
Otagaki Rengetsu
Cherry Blossoms
掛軸 紙本 125,5cm×28,5cm(総丈191cm×32,5cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
表装締め直しを致しました。
やとかさぬ人の
つらさを情にて
おほろ月よの
花の下のふし
蓮月
(読み)
やどかさぬ 人のつらさを 情(なさけ)にて おぼろ月よの 花の下ふし
(口語訳)
今夜一晩の宿を貸してくれない人の無情を、むしろ思いやりとして、朧月夜の桜の花の下で野宿するのであるよ。お陰で夜桜と朧月が綺麗であった。
(解説)
画面の真ん中に、春の夜にほのかに霞んだまん丸な月と開花しはじめた桜を描き、その下に、歌集『海人の刈藻』に「花の頃旅にありて」と題して収められる和歌を書いています。まん丸とした輪郭を淡墨で太く滲ませて表現した朧月の姿がとても印象的です。また、揮毫された和歌は蓮月の自詠歌を代表するもので、宿を貸してもらえなかったおかげで朧月夜の花を賞美できたことを詠んでいます。蓮月はこの和歌を大変気に入っていたようで、この和歌を書きつけて焼いた陶器や本作のような自画賛をいくつも残しています。(Y)
作家について
大田垣蓮月(1791〜1875)は、京都に生まれた歌人。名は誠、号は蓮月。
千種有功に歌道を学んだ。
夫の没後に神光院月心の門に入り尼となった。
若き富岡鉄斎との交流が有名で、梅田雲浜、梁川星巌らと交わった。
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。