富岡鉄斎
聿懐多福
Tomioka Tessai
Figure design
掛軸 絹本 103cm×33,1cm(総丈198cm×47,5cm) 梅原龍三郎箱書 二重箱入 富岡鉄斎鑑定委員会鑑定書取得保証致します
作品の状態について
画面に少しシミがありますが、鑑賞に影響するシミではないと考えています。
表装は良い状態です。
聿懐多福 鐵齋外史
(読み)
聿(ここ)に多福を懐(もたら)す。鉄斎外史。
(口語訳)
多福をもたらす。
◯懐 石川忠久『新釈漢文大系 第112巻 詩経』の語註に、「集伝に「懐は、来たすなり」とあり、さらに高亨が「即ち招来の意なり」という如く、もたらす意。」とある。
本作は、幸福や子孫に恵まれるという福星、富を象徴する禄星、長寿を表す寿星の三星をそれぞれ擬人化して描いた吉祥画、「福禄寿三星図」です。賛には、『詩経』大雅・大明に見える語が書かれています。
中央に福星、その左右に寿星と禄星を配しています。福星は赤い朝服(宮廷に出仕する時に着用した正服)を身に纏い、手には如意を持ち、福々しく穏やかな姿で描かれ、その頭上を一羽の蝙蝠が飛んでいます。中国では、蝙蝠(こうもり)は「蝠」が「福」の音に通じるため、福をもたらす縁起の良い生き物とされています。禄星は裕福そうな緑色の服を着た富豪の姿(豊かさを表す金銭や嬰児を腕に抱くことが多い)、寿星は禿げた長頭に白髭をたくわえた老人の姿で描かれ、揮毫された「壽」について何やら話しているようです。また、三者の手前にいる2人の子どもはそれぞれ、不老長寿を象徴する仙桃と巻物を手にしています。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
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