奥原晴湖
牡丹図
Okuhara Seiko
peony
掛軸 絹本 114cm×49,5cm(総丈200cm×64cm) 二重箱入
作品の状態について
画面左下に少しオレがありますが、鑑賞に影響するオレではないと考えています。
表装は良い状態です。
粉香雲暖露華新暁日濃熏冨貴春
移向畫屏看更好不教細雨濕芳塵
時明治己巳重陽前二日 晴湖奥原節寫
(読み)
粉香 雲暖かく 露華新たなり、暁日の濃熏 富貴の春。
画屏に移して 看るは更に好し、細雨をして芳塵を湿(うろほ)はせしめず。
時に明治己巳重陽前二日、晴湖奥原節写す。
○露華 つゆ。また、露のように美しい花にたとえた語。 ○富貴 牡丹の異名。 ○芳塵 においのよい塵。
(大意)
おしろいのよい香りが漂う暖かい空の下、露は美しく綺麗だ。明け方に煙が濃くたちこめる春に牡丹の花が咲いた。牡丹の色や香りを画屏にすりつけて染み込ませると一際美しく見えるだろうから、花下の芳しいちりが細雨にぬれないようにしよう。
(印章)
・「天真之印」朱文方印
・「晴湖」朱文方印 高田緑雲刻
・「晴湖」朱文長方印 高田緑雲刻
・「出新意於法度之中寄妙理於豪放之外」朱文長方印
古くから「花の王」として愛されてきた牡丹が華やかに描かれています。落款から明治2年(1869)9月7日、晴湖33歳の作品だと分かります。
晴湖は明治元年に木戸孝允や山内容堂、大沼枕山らの画会に出席して政界の名士と交流し、明治5年に皇后陛下の御前で揮毫しました。本作は、名を馳せ、華々しい活躍をする時期に揮毫され、書画ともに鄭板橋の影響が強く見られる前の晴湖の初期の作風を知ることができる作品です。(Y)
作家について
奥原晴湖(1837~1913)は、古河藩士池田政明の四女として生まれた。名は節、通称せい子。別号に石芳、秋琴、雲錦などがある。画房を墨吐煙雲楼と称した。漢学を芽根一鷗に、画を牧田水石に学んだ。のちに明清の...
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