勝川春好 (かつかわしゅんこう)
勝川春好(1743~1812)は、勝川春章の第一高弟で、師風を忠実に継承し、役者の似顔を得意とした。安永より天明にかけて細判役者絵を数多く発表している。また、竪大判の画面にほとんど余白を残さず、役者の顔を大きくとらえた大顔絵を創始し、役者の顔の特徴をより克明に描き出した。役者の顔面をクローズアップした迫力ある役者絵は、東洲斎写楽に影響を与えた。寛政中期に中風にかかり右手の自由を失った後は左手で作画を続けた。
勝川春好(1743~1812)は、勝川春章の第一高弟で、師風を忠実に継承し、役者の似顔を得意とした。安永より天明にかけて細判役者絵を数多く発表している。また、竪大判の画面にほとんど余白を残さず、役者の顔を大きくとらえた大顔絵を創始し、役者の顔の特徴をより克明に描き出した。役者の顔面をクローズアップした迫力ある役者絵は、東洲斎写楽に影響を与えた。寛政中期に中風にかかり右手の自由を失った後は左手で作画を続けた。