岡田半江 (おかだはんこう)
岡田半江(1782~1846)は、大阪もしくは伊勢の津に生まれる。父、岡田米山人に幼少の頃から絵の手ほどきを受けた。父同様、藤堂藩大阪蔵屋敷に下役として仕えるが、その後京の藩邸へ転任されている。天保4年頃、幼い子息に家業を譲り、この頃、藤堂藩も致仕したようである。致仕後は絵を描き、隠居生活を送る。同8年、親友の大塩平八郎の乱をうけ、連累を避けるため住吉浜に移住し、その地で没した。繊細な画風、緻密な描写力をもつ作品は当時から高く評価された。
岡田半江(1782~1846)は、大阪もしくは伊勢の津に生まれる。父、岡田米山人に幼少の頃から絵の手ほどきを受けた。父同様、藤堂藩大阪蔵屋敷に下役として仕えるが、その後京の藩邸へ転任されている。天保4年頃、幼い子息に家業を譲り、この頃、藤堂藩も致仕したようである。致仕後は絵を描き、隠居生活を送る。同8年、親友の大塩平八郎の乱をうけ、連累を避けるため住吉浜に移住し、その地で没した。繊細な画風、緻密な描写力をもつ作品は当時から高く評価された。