中林梧竹
書幅
Nakabayashi Gochiku
Calligraphy
掛軸 紙本 132cm×53.5cm (総丈 195cm×67cm) 箱入
作品の状態について
画面に少しオレと巻きシワ、ヨゴレ(右上辺り)があります。
表装は書かれた当時の紙表装です。
唯王十又壹月既生
霸丁亥⬜︎(榮)季入〔右(佑)〕卯立中
廷⬜︎(榮)白(伯)乎令(命)卯曰 梧竹
※ ⬜︎の文字は「𤇾に乂」。仮借は( )内に、脱字は〔 〕内に記した。
(読み)
唯(こ)れ王の十又一月既生霸丁亥、榮季入りて卯を佑け、中廷に立つ。榮伯、呼びて卯に命じて曰ふ。梧竹。
(印章)
・朱文楕円印「梧竹」 明治16年(1883) 濮韞荘刻
・朱文方印「振衣萬里長城」
・朱文方印「濯足浙江怒潮」
・朱文方印「金石癖」
(解説)
梧竹は60歳代にこのような金文臨書を盛んに書いています。本作は、梧竹が『殷周金文集成』などに収まる「卯簋蓋」銘文を臨書したもので、60歳代後半の作と考えられます。臨書といっても、梧竹の臨書はその概念をはるかに越え、創作の領域に達しています。書の線には鋼鉄のような強さと粘りとがあります。
「卯簋蓋」は西周中期のものとされ、その銘文の内容は、榮伯(貴族)が冊命儀礼の形式を模して卯という人物(配下)に職務を命じたものです。また、押印された「梧竹」・「振衣萬里長城」・「濯足浙江怒潮」の三顆は、梧竹の清国渡航時代を記念する雅印です。(Y)
◯金文 鼎や鐘などの青銅器に鋳込まれた、あるいは刻まれた文字。
作家について
中林梧竹(1827~1913)は、中林経緯の長男として佐賀県に生まれる。名は隆経、通称彦四郎、字は子達、号は梧竹、別に個閑、忘言、鳳栖軒、剣書閣主人がある。
弘化2年(1845)藩命によって上京し、山内香雪に入...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。