釈宗演
達磨図
Shaku Soen
Daruma
掛軸 絹本 130cm×42cm(総丈196cm×58cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
面壁九年無縄自縛
宜下単傳将錯就
錯 洪岳道人相并寫
(読み)
面壁九年、無縄自縛。
宜しく単伝を下すべし、将錯就錯(錯を将[も]って錯に就[つ]く)。
洪岳道人相并びて写す。
(大意)
ただ9年間壁に面して座禅し続けるだけでは、かえって迷いにとらわれてしまう(悟りからは遠ざかってしまう)。また、仏法は単伝するほうが良いが、誤りの上に誤りを重ねていることもある。
◯単伝 (1)仏法をその人にだけ伝えること。(2)仏の教えや悟りの境地を、文字や言語によらず、直接に心から心に伝えること。 ◯錯 錯誤。
(解説)
江戸時代以降の達磨図として、もっとも一般的な半身達磨が描かれています。頭のとんがった達磨が右斜めを向いています。賛には禅語が多く用いられています。
「面壁九年」は、達磨大師が中国の嵩山少林寺で9年間壁に向かって黙々と座禅し続け、ついに悟りを開いたという故事から、転じて「一つのことを忍耐強く専念して、やり遂げること。また、長い間わき目もふらずに努力を続けることの喩え」を意味します。「無縄自縛」は仏教用語で、「縄(自分を縛るもの)は無いのに、自らを縛ること」を意味し、「悟りを誤って外に求めるとかえって迷いにとらわれてしまうこと」を表しています。既成の観念にとらわれていることの自覚すらない者を批判した言葉です。「将錯就錯」は「誤りに誤りを重ねること。また、誤りを誤りとして認識すること」を意味します。(Y)
作家について
釈宗演(1860〜1919)は、福井県に生まれた臨済宗の僧。
京都妙心寺の越渓守謙のもとで得度し、曹源寺の儀山善来や、建仁寺の千葉俊涯のもとで修行した。
鎌倉円覚寺において今北洪川の法をついだ。
慶應義塾...
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