池大雅
一行書
Ike Taiga
Calligraphy
掛軸 紙本 127cm×14cm(総丈178cm×17cm) 箱入
作品の状態について
画面に少しオレがあります。
表装は良い状態です。
竹引携琹入花邀載酒過
(読み)
竹は携琴の入るを引き、花は載酒の過(よ)ぎるを邀(むか)ふ。
(口語訳)
庭には嵆康が琴を弾いていそうな竹林、そして陶淵明が酒を楽しんでいるような菊の花がある。
◯携琴 「嵆琴」とも作り、嵆康の琴の意。嵆康(223−262)は、三国時代の魏の文人。字は叔夜。魏の公主を妻とし、中散大夫を贈られる。老荘思想と神仙術に傾倒、音楽(琴)や書画に優れる。竹林の七賢の一人。 ◯載酒 陶淵明が酒を贈られた事。陶淵明(365−427)は、東晋の詩人。晋のときの名が淵明で、宋のときに潜と改名したという。字は元亮。没落した地主の家に生まれ、早くに両親と死別。貧困のためにたびたび仕官したがいずれも長続きせず、彭沢県の知事を最後に帰郷。晩年は自然を愛し、酒と琴を楽しみ、悠々自適の田園詩人として暮らした。
中国、盛唐の詩人である孟浩然の五言律詩「宴榮二山池」(「宴榮山人池亭」とも題す)の第5・6句目を、幅が15㎝に満たない非常に細長い紙に行書で揮毫した作品です。栄山人という人物の豪奢な邸宅で見た自然の美しさが描写されています。
円熟味のある書風や使用印(「池無名印」白文方印、「弎岳道者」白文方印、「前身相馬方九皐」朱文長方印)等から見て、およそ40歳代半ば頃の制作かと考えられます。伸びやかで格調高い大雅書の魅力を発揮しており、観る者の心も解放するようです。(Y)
作家について
池大雅(1723~1776)は、京都に生まれる。7歳にして宇治の萬福寺で書いた書を絶賛されるような、天才肌の文人だった。絵は画譜類や中国絵画を模写して独学で学んだが、儒学者や禅僧の援助を得て、画家の才能を早...
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