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中林梧竹
書 対聯
Nakabayashi Gochiku
Calligraphy
掛軸 紙本 各143,5cm×17,5cm(総丈163cm×22cm) 箱入
作品の状態について
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唯伯其父薦文作旅簠用錫眉
壽萬年子々孫々永寶用之 佐本先生属 梧竹篆
(読み)
唯(こ)れ伯其父 文を薦めて旅簠を作る。用(もっ)て眉寿を錫(たま)はらんことを。万年、子々孫々、永く宝として之を用いよ。 佐本先生属(たの)む。 梧竹篆。
○簠 食物を入れる容器。外側の形が方形で、用途としては主に稲・アワを入れる。 ○眉寿 眉毛が長い長寿の老人。眉毛の長いは長寿のしるしであるというところから、長寿を祝っていう語。
(印章)
・「隆経」朱文方印
・「梧竹居士」白文方印
・「不染」朱文方印
・「金石癖」朱文方印
梧竹が残した篆書の大部分は金文を臨書したもので、60歳代に盛んに書いています。その範囲は殷代から漢代の金文にまで及び、その際に主に使った臨本は阮元蔵・朱為弼撰『積古斎鐘鼎彝器款識』です。
本作は梧竹が『積古斎鐘鼎彝器款識』巻七に収まる「伯其父簠」を臨書し、佐本先生(未詳)に書き与えたものです。60歳代前半の作と考えられます。臨書といっても、梧竹の臨書はその概念をはるかに越え、創作の領域に達しています。書の線には鋼鉄のような強さと粘りとがあり、瀟洒で上品な双幅です。(Y)
○金文 鼎や鐘などの青銅器に鋳込まれた、あるいは刻まれた文字。 ○『積古斎鐘鼎彝器款識』 商・周・秦・漢にわたって古器560種の款識を収録、考証を施し、内容も多種多彩である。この書は、器形からひとまず離れ、銘文だけを研究する清朝金文学・文字学に大きな影響を与えた。
作家について
中林梧竹(1827~1913)は、中林経緯の長男として佐賀県に生まれる。名は隆経、通称彦四郎、字は子達、号は梧竹、別に個閑、忘言、鳳栖軒、剣書閣主人がある。
弘化2年(1845)藩命によって上京し、山内香雪に入...
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