江馬細香
墨竹図
Ema Saiko
bamboo
掛軸 絹本 122cm×42,5cm(総丈199cm×56cm) 箱入
作品の状態について
画面に少し、シミ、オレがありますが、鑑賞に影響するシミ、オレではないと考えています。
気になる方には、洗い、締め直しの対応をさせて頂きます。
熟梅時雨未成晴寂々庭園解籜聲新竹
已長於舊竹金魚尾濕緑軽々
庚申蒲月 細香併題
(読み)
熟梅の時雨 未だ晴を成さず、寂々たる庭園 籜声を解す。
新竹は已(すで)に旧竹より長し、金魚の尾は湿ひて 緑は軽々たり。
庚申蒲月、細香併せて題す。
○籜 竹の皮。 ○蒲月 旧暦5月の異称。
(大意)
梅の実が熟する季節、雨は降りしきり、空はまだ晴れない。庭園はひっそりとして寂しいから、竹の子が生長して竹皮が自然に落ちることにすぐ気が付く。今年生えた竹は、もうとっくに去年の竹の高さを越えている。金魚のしっぽは湿り(金魚は池で泳ぎまわり)、草木は新芽でまだ若々しい緑である。
万延元年(1860)、江馬細香74歳の時に制作された作品です。細香は文久元年(1861)9月4日に亡くなったので、本作は最晩年の作と言えます。
詩集『湘夢詩稿』(死後に出版)に本作の詩は載っていませんが、他に墨竹について詠んだ詩が多くの収められています。細香は幼い頃から竹を描いていました。歳を重ねるごとに、竹と自分の姿に共通するものを感じ、一層愛着を深めていったようです。
古い竹と天高く伸びる新しい竹を描き、夏の到来を感じさせます。また賛からは、一日中静かな書斎で、竹に雨が降りそそぐ音に耳を傾ける細香の姿が目に浮かびます。(Y)
作家について
江馬細香(1787〜1861)は、岐阜県に生まれた日本画家。
画を浦上玉堂の子・浦上春琴に学び、漢詩を頼山陽に学んだ。
頼山陽の求婚を父に断られた為、生涯を独身でとおした。
墨竹を得意とし、幕末を代表する...
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