大田垣蓮月
桜月

Otagaki Rengetsu
Cherry Blossoms

掛け軸　紙本　97,5cm×31cm（総丈152cm×34cm）箱入

作品の状態について

画面、表装ともに良い状態です。
表装は描かれた当時から使われているウブ表具です。
大田垣蓮月を代表する歌です。

(読み)
やどかさぬ　人のつらさをなさけにて　
おぼろ月よの花の下ふし

(大意)
今夜一晩の宿を貸してくれない人の無情を、むしろ思いやりとして、
朧月夜の桜の花が散っている下で野宿するのである。
お陰で夜桜と朧月が綺麗であった。

作家について

大田垣蓮月（1791〜1875）は、京都に生まれた歌人。名は誠、号は蓮月。
千種有功に歌道を学んだ。
夫の没後に神光院月心の門に入り尼となった。
若き富岡鉄斎との交流が有名で、梅田雲浜、梁川星巌らと交わった。

販売と買取（鑑定・査定）について

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