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日允上人
書状
Nichiin
letter
掛け軸 紙本 33cm×52cm(総丈125cm×56cm)箱入 講談社「日本書蹟大鑑 第19巻」「日本書流全史 下」所載品
作品の状態について
画面は少しアレていますが、鑑賞に影響するアレではないと考えています。
表装は、新調されています。
読み
明日宇治へ御越し成され候由、壺進め候条、例年の如く
御念に入れられ候て、下さるべく候。頼み奉り候。
恐惶謹言。
尚々、御本写しの表具、九郎左衛門殿へ頼み入れ候処に、
御懐に入れられ候由承り、大悦斜めならず存じ候。
参こうを以て御礼申し述ぶべくと存じ候えども、□□、
寸隙を得ず、本意に背き候。
閏六月三日 日允(花押)
土田九郎兵衛様 玉床下 本通院 日允
(以下 日本書蹟大鑑 第19巻より)
この書状には、「閏六月」とあり、承応二年か寛文十二年のどちらかに該当する。
内容・書風からして、承応二年(1653)がより適当と思われる。文面は、土田九郎兵衛が宇治へ出かけるにあたっての手紙で、例年のごとく宇治の茶を買い求めて来てほしい旨を頼んでいる。さらに、九郎兵衛と親密な九郎右衛門に頼んだ表具の件についての礼を述べている。いま光悦寺に伝わる「鷹ヶ峰光悦町古図」によると、土田宗沢・土田了左衛門の二人が土田姓を有しており、「九郎兵衛」はその宗沢に当たると思われる。
作家について
日允上人(1619~1692)は、江戸前期の日蓮宗の僧。本阿弥光瑳の子で、本阿弥光甫の弟。本阿弥光悦にとっては孫にあたる。寛永3年8歳のとき、京都の本満寺で剃髪、仏門に入った。やがて本法寺、法華経寺を経て京...
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