木戸松菊
五絶二行書
Kido Shogiku
calligraphy
掛け軸 紙本 113cm×29,5cm(総丈174cm×43cm)箱入 木戸公伝記編纂所手紙附
作品の状態について
画面に少しシミ、折れがありますが、鑑賞に影響するシミ、折れではないと考えております。
表装は書かれた当時のウブ表装です。
東天風雨惡西海屢揚波
一舸尚不避逆風入薩摩
丙寅晩冬使薩摩到長崎耳京都之変有感
(読み)
東天に風雨悪しく、西海に屢(しばしば)波を揚ぐ。
一舸尚避けず、逆風に薩摩に入る。
丙寅晩冬、薩摩に使わされ長崎に到るのみ。京都の変有感。
『松菊遺稿』に収められる詩とは多少異同がありますが、幕末維新の国事に奔走する中、筆墨に親しんでいた姿が想像できます。遺稿に収められる詩は、「東天雲雨惡 西海屢揚波 一舸不辭險 逆風入薩摩」となっています。
慶応2年(1866)正月に長州藩の代表として木戸は上京し、薩摩の西郷隆盛らとの間で秘密裏に薩長同盟を結びました。その後、薩摩藩の使節が山口を訪れ、12月に長州藩側も木戸を鹿児島へ使いに出しています。薩長両藩の提携が一層強まる、まさに鹿児島へ向かっている時に揮毫された作品です。彼の心境がひしひしと伝わる詩で、特に「逆風入薩摩」はそれを感じる句だと思います。(Y)
作家について
木戸松菊(1833~1877)は、山口県の生まれ。名は孝允、通称は桂小五郎、のちに木戸貫治、準一郎、号が松菊。
幕末動乱の多くの現場に立ち会い、生死の危機を何度もかいくぐり、西郷隆盛・大久保利通とともに、...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。