渋沢栄一
二行書

Shibusawa Eichi
Calligraphy

掛軸　紙本　126,7cm×32,6cm(総丈213cm×46,6cm) 箱入

作品の状態について

画面、表装ともに良い状態です。

〈本文〉
処事小心翼々臨
変如平生　青淵書

〈読み〉
処事、小心翼々として臨み、平生の如く変す。

〈語注〉
処事→万事、すべてのこと、何事も。
小心翼々→丁寧で慎重
平生→平常、普段。

〈大意〉
何事も丁寧に取り組み、普段通りでいること。

〈解説〉
引き締まった字形とは対照的に、字間が広く取られており、その対比が余白に心地よい響きをもたらしています。（G）

作家について

渋沢栄一(1840年-1931年)は埼玉県に生まれた実業家。
徳川慶喜の将軍就任にともない幕臣となって明治政府では官僚も務めた。
「日本資本主義の父」と称され、多種多様な会社や経済団体の設立・経営に携わった。

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