伊達政宗
消息
Date Masamune
Letter
掛軸 紙本 34cm×50,5cm(総丈118cm×61,5cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに大変良い状態です。
表装締め直しを致しました。
尚短冊かきなれ不申候て
いな納被下候 かしく
短尺書不進之も事
候ましく候条進之候何比
御上被下候哉今一度愈々目
度心中迄ニ候 恐惶謹言
暮春廿一日 政宗(花押)
松平陸奥守
(封)阿野 大納言様 人々御中 政宗
〈読み下し〉
短尺書、之を進(まい)らせずも事候ましく候条、之を進(まい)らせ候。何比(いつごろ)御上(のぼ)り下さり候哉。今一度、愈々(いよいよ)目度心中迄に候。恐惶謹言。
尚、短冊かきなれ申さず候て、いな納め下さり候 。かしく。
暮春廿一日 政宗(花押)
松平陸奥守
阿野 大納言様 人々御中 政宗
〈現代語訳〉
書いた短冊を進上しないという事はできないゆえに進上します。いつ頃、上京してくださるのでしょうか。今一度、予定や心中を(お知らせください)。恐れながら謹んで申し上げます。
なお、(私が)短冊を書き慣れていなくても、いやがらずにお納めください。
〈解説〉
宛名の「阿野大納言様」は、安土桃山時代-江戸時代前期の公卿・歌人として知られる阿野実顕(あの・さねあき、1581-1645)のこと。阿野実顕は寛永10年(1633)12月22日に権大納言に任官、翌年3月25日に辞しているので、本作品は寛永11年(1634)3月21日付の手紙で、政宗68歳の晩年の書と分かります。
この手紙は、和歌をしたためた短冊に添えたもので、書き慣れない短冊を嫌がらずお納めくださいとも書かれています。これに応えてかは分かりませんが、実顕は寛永12年2月に勅使・院使とともに江戸に下向した際、政宗の屋敷で接待を受けて和歌を詠んでいます。(Y)
作家について
伊達政宗(1567-1636)は、出羽に生まれた安土桃山時代‐江戸初期の武将。
米沢城主輝宗の子。若くして南奥州を統一。のちに豊臣秀吉に仕える。関ヶ原の戦いでは徳川方につき、仙台藩の基礎を固めた。キリシタンに...
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