徳川家康
日課念仏
Tokugawa Ieyasu
calligraphy
掛軸 絹本 台紙サイズ59,5cm×33cm(総丈105cm×47,5cm) 六字名号サイズ25cm×4cm 短冊サイズ8cm×3cm 前島密サイズ 24cm×27,5cm 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
表装も徳川の家紋が入った裂が使われています。
徳川家康は、さる高僧から一日に念仏六万遍を唱え書くように勧められたといわれています。
(六字名号 読み)
南無阿弥陀仏・・・(繰り返し)
(短冊 読み)
東照宮日課名号
御筆は戦死せし
人々の為にものし給
ひし也と承り侍りて。
かしこしと苦の下にもあふぐらむ
かばねにさへもかゝるゑ差を 重嶺
(前島密 読み)
家康公慶長十七年
御日課名號(号)に題して
芝増上寺前大僧正福田
行誡上人のよまれたる歌
つるぎたちもろはは
あらねと御佛の
みだにきられぬ
煩悩も無き
正三位前島密謹写
徳川家康は晩年、阿弥陀如来に対する深い信仰の生活に入りました。日課として念仏を揮毫することによって、如来の功徳にあずかろうとしたのです。
この一幅は、日課として揮毫した「南無阿弥陀仏」を4行書き連ねたもの、その左と下に家康の「日課念仏」に題して詠まれた和歌が揮毫されたもの、計3点を貼り込んで仕立てられています。これら3点を共に貼り込むことで、この一幅の価値が高められています。
本来、「日課念仏」は「南無阿弥陀仏」の6字名号を隙間なく非常に多い行数書き連ね、末行には「慶長十七年子七月八日家康」などの署名があります。したがって、本作はもっと多くの行数揮毫された「日課念仏」を所有していた人から何かのご縁で4行分を分けてもらったものと考えられます。(Y)
○重嶺
幕末から明治の歌人・国学者の鈴木重嶺のことか。未詳。
○前島 密 1835-1919
官僚・政治家。越後の生まれ。郵便制度の調査のため渡英し、帰国後、官営の郵便事業を創始した。「郵便」「切手」などの名称を定めた。国字改良論者としても知られる。
○福田行誡 1809-1888
浄土宗の僧・歌人。武蔵の生まれといわれるが不詳。明治維新の廃仏に対して、諸宗の同盟組織をつくり、仏教の擁護と僧侶の自粛を主唱した。増上寺、知恩院に歴住し、浄土宗管長となった。宗派を超えて名僧と仰がれた。
作家について
徳川家康(1542〜1616)は、江戸幕府初代将軍。東照大権現。
岡崎城主・松平広忠の長男として生まれた。
幼名・竹千代。のち元信・元康。
幼少を織田信秀・今川義元の人質として過ごした。
今川義元死後は、...
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