岡本豊彦 (おかもととよひこ)
岡本豊彦(1773~1845)は、倉敷の旧家、岡本家に生まれる。絵は十代の半ば頃から、倉敷の玉島に住んでいた南画家の黒田綾山に学び、寛政8年頃、京に上り、呉春に入門した。たびたび書画展観へ出品し、文政度の東本願寺再建では小寝殿の襖絵などを担当して腕をふるい、また呉春の没後には画塾を開いて多くの門人を育てた。呉春風の花鳥画、人物画、あるいは南画風を加味して山水画を得意とした。「平安人物志」文化10年版から天保9年版に名が掲載されている。
岡本豊彦(1773~1845)は、倉敷の旧家、岡本家に生まれる。絵は十代の半ば頃から、倉敷の玉島に住んでいた南画家の黒田綾山に学び、寛政8年頃、京に上り、呉春に入門した。たびたび書画展観へ出品し、文政度の東本願寺再建では小寝殿の襖絵などを担当して腕をふるい、また呉春の没後には画塾を開いて多くの門人を育てた。呉春風の花鳥画、人物画、あるいは南画風を加味して山水画を得意とした。「平安人物志」文化10年版から天保9年版に名が掲載されている。