岡田玉山 (おかだ ぎょくざん)
岡田玉山(生年不詳〜1806〜08年、一説に1812年)は大阪に生まれた日本画家。
大阪を拠点に版本の挿絵で活躍した。
天明7年(1787年)6月に出願された「女教訓小倉織」「百人一首玉容色紙」に画歴の始まりが確認でき、当時すでに法橋であった。
月岡雪鼎の門人、あるいは篰関月の門人と伝わる。
「住吉名勝図会」「唐土名勝図会」といった地誌に名作を残した。
代表作「絵本太閤記」などの読本挿絵でも、緻密で大胆な描写を打ち出して表現の新境地を開いた。