高橋泥舟
一行書

Takahashi Deishu
Calligraphy

掛軸　紙本　134,5cm×33cm(総丈206cm×45,5cm) 箱入り

作品の状態について

画面に少しシミ、オレがありますが、鑑賞に影響するシミ、オレではないと考えています。
表装は良い状態です。

月白梅花微笑春
　泥舟居士書

〈訓読〉
月白く梅花微笑の春。泥舟居士書す。

〈私訳〉
月が明るく照らし、梅の花が微かに咲いた早春。

〈解説〉
　「梅花微笑春」という禅語に「月白」という語を加えた句であろう。「笑」は「咲」と同音同義で、「花が咲く」という意味で用いられています。梅は冬の雪や寒気をしのぎ、百花に先がけて2月に花を咲かせます。早春のめでたい光景を表しており、2月掛けにぴったりの一幅です。(Ｙ)

作家について

高橋泥舟（1835～1903）は、槍術の名家、山岡正業の二男として江戸に生まれ、長じて母方の高橋包承の養子となった。名は政晃、字は寛猛、通称は謙三郎、精一。実兄の山岡静山について槍術を学んだのち、講武所槍...

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