山岡鉄舟
一行書
Yamaoka Tesshu
Calligraphy
掛軸 紙本 135cm×30cm(総丈190cm×43cm) 箱入
作品の状態について
画面に少しオレがありますが、鑑賞に影響するオレではないと考えています。
表装は書かれた当時からのウブ表装です。
雨歇南山積翠来
鐵舟高歩書
〈訓読〉
雨歇(や)んで南山積翠来(きた)る。鉄舟高歩書す。
〈私訳〉
雨が止んで、終南山の幾重にも積み重なった木々の緑が次第に見えてきた。
◯南山 終南山の略。中国陝西省西安の南方にある山。別名、泰山・秦嶺。古来、詩によく詠まれた。 ◯積翠 生い茂った緑の草木。
〈解説〉
中国の玄宗の時代の官僚李憕「奉和聖製従蓬萊向興慶閣道中留春雨中春望之作応制」(聖製の「蓬萊より興慶に向かう閣道中 留春 雨中春望」の作に和し奉る 応制)の第四句目を揮毫しています。李憕の現存する詩は三首のみで、これは天子の御製である「蓬萊宮中から興慶宮に行こうとして、閣道を通る途中、留春閣での雨中の春望」という作に和した応制(おうせい:天子の命令で詩を作ること)の詩です。また、この詩と同題の詩が王維にもあり、同時の作と考えられています。
書き出しの「雨歇」は実に大胆で、温潤味にあふれた作品です。終南山は、隠者や仙人など、多くの求道者たちが隠棲した場所であり、堅固で不動のもの、永遠不滅なもの、長寿や業が長久であることの象徴とされています。(Y)
作家について
山岡鉄舟(1836~1888)は、小野家の五男として江戸に生まれ、槍術の師、山岡家の養子となった。名は高歩、字は猛虎、通称鉄太郎。9歳の時、飛騨郡代に任じられた父に従い高山に移住、10歳から北辰一刀流の井上清...
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