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天田愚庵
二行書
Amata Guan
calligraphy
掛軸 紙本 139cm×33,5cm(総丈200cm×44cm) 箱入
作品の状態について
画面に少しシミ、オレがあります。
表装は書かれた当時のままの、ウブ表装です。
挑盡青燈月在松高臺寺畔幾更鐘与君明
日相携去秋好虚山第一峰 愚庵
〈訓読〉
青灯を挑(かか)げ尽くして 月は松に在り、高台寺畔 幾更の鐘。
君と与(とも)に明日相い携えて去る、秋好(よ)し 虚山第一峰。愚庵。
〈私訳〉
読書のための灯火をかき立て尽くしても、まだ月は松の上空に照っている。夜も随分更けてきて、高台寺のほとりに鐘の音が鳴り響く。明日は君を連れて出かける。秋を満喫するのに最適な場所は虚山が第一峰である。
◯青灯 青い布や紙を貼ってある、読書のための灯火。 ◯高台寺 京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。豊臣秀吉の菩提を弔うため、正室の北政所(ねね、高台院湖月尼)が慶長11年(1606)に建立した。伏見城の遺構を移したという霊屋などが残る。
〈解説〉
揮毫される詩は、小谷保太郎編『愚庵全集』(政教社、昭和3年)の「愚庵詩稿」や「巡礼日記」、「血写経」には確認できません。しかし、その口絵に収載される書と同じ詩(多少の異同がある)を揮毫しています。詩の内容から、愚庵が京都・清水産寧坂の草庵に住んでいた頃に詠まれたものです。清水産寧坂に草庵を結んだのは明治25年(1892)で、晩年は伏見桃山に庵を移して生涯を終えました。
点在する墨のにじみやかすれによって、紙面に奥行きや立体感が生まれ、まるで景色を見ているような作品です。(Y)
作家について
天田愚庵(1854年〜1904年)は福島県に生まれた禅僧、歌人。
本性は甘田。別号に鉄眼がある。
戊辰戦争で両親兄弟と別れ、山岡鉄舟の紹介で清水次郎長の養子となった。
父・清水次郎長が収監中に養子縁組を解消...
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