徳川慶喜
二行書
Tokugawa Yoshinobu
Calligraphy
掛軸 紙本 108,5cm×30,5cm(総丈189cm×43cm) 二重箱入
作品の状態について
画面に少しシミがあります。
表装は良い状態です。
松影過窓眠始覺竹風吹
面醉始醒 慶喜
(読み)
松影 窓を過ぎて 眠り始めて覚め、竹風 面を吹きて酔ひ始めて醒(さ)む。慶喜。
(大意)
松の木陰が窓にさす頃やっと目覚め、竹林の風が顔に当たってようやく酔いがさめるのである。
◯酔始醒 『白氏文集』では「酔初醒」とする。
【解説】
中唐の詩人白居易の七言律詩「橋亭卯飲」の第3・4句が揮毫されています。白居易は陶淵明、李白と並ぶ飲酒詩人と称され、酒を詠んだ詩が多くあります。「卯飲」は卯の刻(午前6時)から酒を飲むことです。この詩は、朝酒を橋亭で飲んでまた眠るというのどかなもので、閑適の境遇を謳っています。
賀屋隆吉(1869−1944)の箱書きによると、大正10年に京都帝国大学文学部教授の新村出(1876−1967)から貰い受けた作品です。出の養父猛雄は徳川慶喜の家扶であったため、慶喜の作品を多く所有していました。本作はそれらの作品のうちの一点と考えられます。また、2019年には新村出の旧宅から慶喜筆の新たな「誠」が発見されたことが話題となりました。(Y)
作家について
徳川慶喜(1837〜1913)は江戸幕府第15代将軍。
水戸藩主・徳川斉昭の七男として生まれる。
字は子邦、号は興山。
将軍の継嗣問題で家茂に敗れ、安政の大獄では隠居謹慎を命じられた。
家茂の死後、最後の将軍...
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