富岡鉄斎
春江漁酔図
Tomioka Tessai
Landscape
掛軸 紙本 133,5cm×33,5cm(総丈198cm×47,5cm) 共箱 二重箱入 富岡鉄斎鑑定委員会鑑定書取得保証致します。
作品の状態について
画面、表装ともに大変良い状態です。
漁父醒春江午夢断落花
飛絮酒醒還醉醉還醒
一咲人間古今(今古)
東坡楽府一
八十有九老鐵齋
※ 誤字は( )内に正しい字を註記した。
(読み)
漁父醒めて、春江午(ひるま)なり。夢断えて落花飛絮。
酒醒めて還た酔ひ、酔ひて還た醒む。一笑す人間の今古。
東坡の楽府一。八十有九老 鉄斎。
(大意)
漁夫が酔いから醒めると、春の川は正午である。昼寝の夢が途切れると、花は散り、綿のような柳の花が飛んでいる。酒が醒めるとまた酔い、酔うとまた醒める。人間世界の古今を笑い飛ばす。
(印章)
・「富岡百錬」白文方印 中華民国11年(1922) 趙叔孺刻
・「魁星閣」朱文方印 中華民国11年(1922)頃 趙叔孺刻
解説・・・魁星は北斗七星の第一星。文運を司るとされ、科挙を受けるものが祀った。鉄斎が大正11年に建てた書庫の号。
・「金石癖」白文長方印
訓読・・・金石の癖。
解説・・・鍾鼎碑碣に刻された文字を癖愛すること。
鉄斎89歳の作品です。柳が芽吹く春、水辺にとめた舟の上で酔いから醒めた二人の漁父を描いています。鉄斎は自然とともに生きる漁師たちの生業に人間の理想的な姿をみて、漁父に仮託して画賛に『蘇東坡詩集』巻25に収まる「漁父四首」の其三を記しています。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
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