梁川紅蘭
秋景山水図
Yanagawa Koran
Landscape
掛軸 絹本 129,5cm×41,5cm(総丈192cm×56cm) 岩越雪峰箱書
作品の状態について
画面、表装ともに大変良い状態です。
細雨床頭一覺眠夢回香鼎有殘烟半林
斜日稀疎影紅葉風吹墜枕邊
紅蘭詩畫
(読み)
細雨床頭 一覚の眠、夢回れば香鼎に残煙有り。
半林の斜日 稀疎の影、紅葉風吹いて 枕辺に墜つ。
○一覚 「一場」と同じ。「一覚の眠」は一眠りの意。 ○香鼎 香炉。 ○稀疎 まばらなさま。
(大意)
小雨の降るなかに、少しまどろむ。夢が覚めると、香炉にはまだ微かに煙が残っている。雨はもう上がって、日が斜めに林に半ば差し入って、影がチラチラとしている。紅葉が一片、風に吹かれて枕元に墜ちてきた。
賛は、詩集『紅蘭小集』巻二 芙蓉鏡閣集に「睡起」と題した自詠の七言絶句が書かれています。詩集によれば、この詩は、星巌夫妻が彦根の北に位置する松原村に寓していた頃の作のようです。
岩越雪峰は「紅蘭のこの浅絳山水は晩年の趣がある」と箱書きしていることから、紅蘭が松原村に寓居していた頃のことを懐かしみながら書いた作だと想像できます。(Y)
・岩越雪峰(1869-1949)
岐阜県大垣市の出身で、書家であり美術鑑定家である。名は彦次郎(瑛)、号を聴雪、雪峰という。初めは画家を志し、京都府画学校で学び、その後東京に出て、原田直次郎の画塾・鐘美館に学んだ。帰郷して大垣中学に奉職。書を独学で研鑽し、空海・王羲之を研究、泰東書道院の審査員となる。貫名菘翁の蒐集研究に力を尽くした。
作家について
梁川紅蘭(1804〜1879)は、岐阜県美濃に生まれた漢詩人・画家。
夫は幕末の志士である梁川星巌。
画を中林竹洞に学んだ。
夫婦ともに諸国を巡って詩文を作った。
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