白隠慧鶴
起上小法師達磨図
Hakuin Ekaku
Daruma
掛軸 紙本 97cm×24,5cm(総丈177cm×36,5cm) 箱入
作品の状態について
画面は少しアレています。
表装は良い状態です。
70歳代に描かれた作品です。
起上小法師として、庶民の生活に溶け込んみ親しまれている達磨の姿を描いています。
南天竺達磨大師
日本起上小法師
彼摧伏六宗外道
在此誑三歳孩兒
(読み)
南天竺の達磨大師、日本の起き上がり小法師。
彼(かしこ)では六宗の外道を摧伏し、此(ここ)に在っては三歳の孩児を誑(たぶらか)す。
○摧伏 打ちくじいて屈伏させること。 ○誑 あざむくの意。
(大意)
南インドの王子さまだった達磨大師が日本では起き上がり小法師となった。インドでは、六種の外道を摧伏し、この国では三歳の童子を誑かすおもちゃになった。
(印章)
・「慧寉」白文方印
・「白隠之印」朱文方印
・「龍悳先天」白文楕円印
(読み)龍徳、天に先だつ。
(解説)沈佺期の「龍池篇」の詩に、「龍池躍龍龍已飛、龍徳先天天不違」(龍池 龍躍って龍已に飛ぶ、龍徳 天に先だって、天違わず)とあるのを踏まえたものであろう。
起き上がり小法師は、転んでもすぐに起き上がるところから、粘り強さと健康のシンボルとして縁起が良いとされています。
賛には、達磨大師はインドや中国ではどんなに偉くても、日本では「起き上がり小法師」となって子どもを喜ばせるおもちゃになっている、という自らの宗祖の権威をあざ笑う、白隠お得意の自虐ネタが書かれています。庶民の生活に溶け込んだ達磨の意義を短い言葉で表しているのです。(Y)
作家について
白隠慧鶴(1685~1768)は、日本臨済禅中興の祖と称される重要な禅僧。
駿河に生まれた。15歳で出家、臨済宗の禅僧となる。各地を巡歴して修行を積み、33歳で郷里の松陰寺に帰り、住職なる。本格的に書画を手が...
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