クリックすると画像を拡大できます。
伊藤博文
三行書
Ito Hirobumi
Calligraphy
掛軸 絖本 160,5cm×50,5cm(総丈212cm×67,5cm) 伊藤博邦箱書 二重箱入
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
平生抱負在前賢一任微忠不動
天千古誰知諸葛志剪燈時讀
出師篇 春畝山人博文
(読み)
平生の抱負 前賢に在り、一任(さもあらばあれ) 微忠 天を動かさず。
千古 誰か知らん 諸葛の志、灯を剪(た)ちて時に読む 出師の篇。 春畝山人博文。
○微忠 己の忠義を謙遜していうことば。 ○出師篇 「出師表」のこと。蜀漢の諸葛孔明が、劉備没後、魏を討つため出陣するにあたり、後主劉禅に奉った前後2回の上奏文。うち「後出師表」は諸葛孔明の作でないとされる。
(大意)
日頃、心中に抱き持っていることは、昔の賢人と同じであるが、私のささやかな忠義では天は動かない。それならそれで仕方がない。遠い昔から今に至るまで、だれが蜀漢の丞相の諸葛孔明の志を理解しただろうか、いや理解していない。だから、私はいつも灯火を消して「出師表」を読み、彼の志を理解しようとしている。
明治28年(1895)に詠んだ詩が揮毫されています。この詩は多少の異同があるものの、詩集『藤公詩存』に「失題」と題して収められる詩と同じものです。
本作は晩年に旧作を揮毫したものと考えられ、書風は貫名菘翁や同郷の杉聴雨に通じるところがあります。関防に捺された「滄浪閣」とは、明治23年(1890)に小田原に建てた別邸の名です。明治29年(1896)、梅子夫人の療養のため、滄浪閣を大磯に移し、のちに本邸として使用しました。また、博文の養嗣子である博邦が大正8年(1919)初秋に箱書きを記しています。(Y)
作家について
伊藤博文(1841~1909)は、山口県に生まれる。嘉永2年9歳の時に萩に移り、17歳の時に松下村塾に入門する。木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞らと交わり、文久2年には久坂玄瑞とともに尊王攘夷の志士として活躍した。...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。