巨海慈航
達磨図
Kyokai Jiko
Daruma
掛軸 紙本 44cm×60cm(総丈138cm×66,5) 箱入
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
直指早迂曲
単傳楽正傳
眼睛烏律々
鼻孔白遼天
前南禅航巨海
(読み)
直指 早くも迂曲、単伝 正しく伝ふるを楽(ねが)ふ。
眼睛 烏律々、鼻孔 白して天を遼(あお)ぐ。
○直指 直ちに指すこと。文字や言葉などの他の方法によらず、直接的に指し示すことをいう。 ○単伝 学芸や仏法の奥義を他の学説を交えずに一人の師から伝えられること。 ○烏律々 真っ黒け。 ○鼻孔 鼻。本来の面目。 ○遼天 空高く翔けるという意か、または遙かなる天空とかいう意か。
(大意)
直指というのは、すでにうねり曲がってしまい分かりにくい。しかし、単伝というのは、きちんと相手に伝わることを望む。(だから、分かりやすい。)目の玉は真っ黒けで、鼻は気宇高大である。
江戸時代以降の達磨図として、最も一般的な半身達磨が描かれています。頭頂ははげ頭、後頭部の頭髪から顎と口を覆うふさふさの髭、耳には耳環(じかん。耳飾り)を付け、大衣を着けていて、達磨の視線は斜め上を向いています。なぜ全像ではなく半身像なのかというと、達磨の真面目はいかんとしても描き表すことはできないからです。そのチラリと露れた所に真面目の全体を観得せよ、というのが禅の立場だといいます。
白隠の「達磨図」の影響を感じる作風です。白隠に比べて温和で優しげな達磨の表情は、鑑賞者を大きく包み込みながらも、その心を見据えているような印象を受けます。(Y)
作家について
巨海慈航(1800〜1874)は誠拙周樗、清蔭音竺について学んだ。
はじめ武蔵山田広園寺に住したが、南禅寺住持に任じられ三百二十一世となった。
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