立原杏所
金洪明最勝王経守護神図

Tachihara Kyosho
Figure

掛け軸　絹本　84cm×29cm（総丈176cm×48cm）二重箱入

作品の状態について

文化3年22歳の作品です。
山水、花鳥画に注目される杏所ですが、本作品から人物描写も大変優れていたことがわかります。
本作品よりも若くして描いている作品は数点ありますが、どの作品も粉本の様な簡単に描いた作品です。
力を入れた作品では文化5年「人物画　翠軒賛」、文化7年「松島御島秋晩図」など、が一番若書きとされていましたが、本作品の発見で文化3年22歳の杏所がこれほどまでに画技があることがわかり、その点からも大変貴重な作品であると考えています。

作家について

立原杏所（1785～1840）は、江戸時代を代表する儒者立原翠軒の子として水戸に生まれる。父の元に出入りしていた弟子の林十江や、小泉斐らに画を習い、やがて十江とともに「水戸の南画」を代表する画家へと成長す...

販売と買取（鑑定・査定）について

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