富岡鉄斎
宋建隆仙戯図
Tomioka Tessai
Figure design
掛軸 紙本 137cm×53,5cm(総丈207cm×69cm)人見少華箱書 二重箱入 表装春芳堂製
作品の状態について
画面に少しシミが出ていますが、鑑賞に影響するシミではないと考えております。
表装は京都春芳堂製で、大変贅沢な裂が使われています。
賛・画、共に出来が良く、鉄斎らしい作品です。
宋建隆初呂祖化一老翁賣薬長
安市中常携一木葫蘆人有疾
求薬不計錢有危皆與之立效
或戲問有大還丹否曰有一粒一千
貫或以爲狂毎於城市笑罵人曰有錢
買薬喫作土饅頭去 鐵崖
(読み)
宋建隆の初め、呂祖一老翁に化けて薬を売る。長安市中、常に一木の葫蘆を携ふ。人疾有りて薬を求むも銭を計(かぞ)へられず。危有りて皆之を与へ立効す。或いは戯れて問ふ、大還丹有るや否やと。曰ふ、一粒一千貫有りと。或いは以爲(おも)へらく狂と。毎(つね)に城市に於いて人を笑罵す。曰ふ、銭有りと。薬を買ひ喫(く)らふ。土饅頭を作り去る。 鉄崖
中国唐代の道士、呂洞賓を題材にした作品です。呂洞賓とは八仙のひとりで、呂祖と通称されます。さまざまな伝説に彩られ、民間信仰で人気が高いです。
鉄斎は呂洞賓の全集を所蔵していたこともあり、題材として用いることも多かったようです。葫蘆(ひょうたん)を携えた呂洞賓と驚いている子どもたちが周りに描かれた本作と同じ構図の作品が『鉄斎研究』巻28号 呂洞賓圖として収載されています。
本作と「茅濛駕龍図」(当ホームページ掲載)の落款は「鐵崖」と書かれ、「鐵崖」を多用したのは40歳代半ばから50歳にかけての数年間とかなり短い期間です。その当時の書と画それぞれの作風を知ることができる作品と言えます。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
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