狩野安信
俊成忠度図

Kano Yasunobu
Figures

掛軸　絹本　40cm×79,5cm（総丈139cm×93,5cm）箱入　古筆了伴極札附

作品の状態について

画面に少しシミが出ていますが、鑑賞に影響するシミではないと考えております。
表装は時代によるイタミがありますが、鑑賞に影響するイタミではないと考えております。
水墨作品の多い狩野安信の、大変出来の良い作品です。

(俊成忠度のあらすじ)
源平合戦で平忠度を討ち取った岡部六弥太が、藤原俊成の元へ忠度の歌が書かれた短冊を持ってきました。
すると俊成の前に忠度の霊が現れます。
「千載和歌集」に自分の名前が記されていないことを嘆きます。
忠度と俊成は和歌について語り合いますが、修羅の苦しみが忠度を襲います。
忠度は修羅道の戦いの様子を見せると、やがて消えていきました。

作家について

狩野安信（1613～1685）は、狩野孝信の三男として京都に生まれる。6歳の時に父を亡くし、光信の高弟であった狩野興以や兄探幽に画法を学んだ。
狩野宗家の貞信が元和9年になくなり、兄探幽が江戸に別家を構え、...

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