山岡鉄舟
聯双幅
Yamaoka Tesshu
calligraphy
掛け軸 紙本 各113,5cm×15cm(総丈162cm×21,5cm)箱入
作品の状態について
画面、表装ともに大変良い状態です。
野火燒不盡 癸未冬日
春風吹又生 鐵舟書
(読み)
野火焼けども尽きず 癸未冬日
春風吹いて又生ず 鐵舟書す
鉄舟48歳の揮毫作。書かれている内容は白居易の「賦得古原草送別」と題する詩の一節で、禅語としても用いられ、春の掛物としてぴったりです。意味は次の通りになります。
野火が焼いても根絶やしにはできず、春風が吹くとまた萌え出でる、そのような雑草の根強さを煩悩妄想のきりのなさに喩える。(入矢義高監修・古賀英彦編『禅語辞典』より抜粋)
揮毫された癸未の年、すなわち明治16年(1883)は、鉄舟が徳川幕末・明治維新の際に国事に殉じた人々の菩提を弔うため、今の東京都台東区に全生庵を建立した年でもあります。
鉄舟の真蹟には決して誤字がなく、人と書ともに高く評価され、人からの揮毫依頼が多くなると来る者は拒まず誰にでも筆を執りました。晩年には3、4人の書生が墨すりに掛かりっきりで毎日五、六百枚揮毫するほどです。書かれた言葉(禅語)と肉太な線を駆使した躍動的で気魄に満ちた書は、まさに剣・禅・書一如の境地に達した鉄舟を象徴するものだと思います。(Y)
作家について
山岡鉄舟(1836~1888)は、小野家の五男として江戸に生まれ、槍術の師、山岡家の養子となった。名は高歩、字は猛虎、通称鉄太郎。9歳の時、飛騨郡代に任じられた父に従い高山に移住、10歳から北辰一刀流の井上清...
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