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浦上玉堂
一行書
Uragami Gyokudo
calligraphy
掛け軸 紙本 105cm×12,5cm(総丈160cm×26cm)箱入 児島嘉助旧蔵品
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
野橋径雨断澗水向田分
辛酉小春書于醉月楼中玉堂
(読み)
野橋の径(こみち)は雨を断ちて 澗水向ひて田を分かつ
辛酉小春、醉月楼中に書す。玉堂。
とても珍しく年紀を記しており、浦上玉堂57歳の時に揮毫したことが分かる貴重な作品だと考えています。詩の内容としては田に水を入れる季節、すなわち春から初夏となりますが、落款に「小春」とあるので晩秋から初冬ということになります。詠まれている風景が鮮明に浮かんできそうです。
明清書画を好み自身も所持していたことも知られ、この作品は明(中国)の董其昌や張瑞図に通じる筆法で、たっぷりと墨をつけて書き始めています。筆毛一本一本の繊細な動きが見えるほど墨痕鮮やかです。また、気分を楽にして書き入れられた落款も魅力的で、署名の「玉堂」は得意とした隷書で書かれ、均整を保つ隷書の特性を超え、玉堂独特のバランスで構成されています。
薄ピンクの蝋箋はきれいな色調で、この書をより一層引き立たせているように思います。(Y)
作家について
浦上玉堂(1745~1820)は、備中鴨方藩の藩士の次男として生まれる。若いころは模範的な藩士だったが、1794年、50歳で脱藩し、全国を遊歴したのち、晩年は京都に定住した。山水図を描き、墨のかすれやにじみを強...
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