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頼山陽
二行書
Rai Sanyo
Calligraphy
掛軸 紙本 130,7cm×29,1cm(総丈191cm×43cm) 箱入
作品の状態について
画面に修復跡があります。
表装は良い状態です。
〈本文〉
三十六峰群玉横朝暉未出水揺明対牀有
個唫雨宿喚起同看快雪晴
山陽外史
箱書き表:山陽先生七絶詩幅 大正己未冬月南冥観
〈読み〉
三十六峰に玉横群まり,朝暉未だ出ず水揺明。
対牀に有りて雨宿に唫り,喚起し同じく看る快雪の晴。
山陽外史
〈語注〉
彫蟲→詩文や辞賦を書くこと。
三十六峰→河南省の登封県少室山の上にある三十六峰、あるいは福建省の崇安県武夷山。頼山陽は三十六峰外史と号したが、これは京都鴨川から見た東山三十六峰を好んだことに由来する。
玉横→玉の飾り物。美しい景色の事か。
朝暉→早朝の太陽の光。
対牀→向かい合って寝る。集まるよろこび。
唫→閉口。
喚起→寝ている人を起こす。
〈大意〉
東山は実に風光明媚で、朝日が昇る前にはゆらゆらと水滴が輝いている。
昨晩はぼろ屋に雨宿りで閉口したが、友人を起こして気持ちよく晴れた景色を見る。
〈解説〉
頼山陽が愛した京都東山の風景の自詠詩を書いた書幅です。
のびのびとした闊達な運筆は、実に爽やかで「快雪晴」の喜びが現れたようです。
箱書きは大正8年(1919年)、松田南冥(1860-1929)によるものです。(G)
作家について
頼山陽(1780~1832)は、頼春水の長男。広島藩の藩儒となった父から、厳しく育てられた山陽は若い頃から奇行に走り、やがて脱藩、京へ出て塾を開いた。山陽の周辺には木米、田能村竹田、岡田半江、浦上春琴など...
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