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頼山陽
二行書
Rai Sanyo
Calligraphy
掛軸 紙本 132,6cm×27,7cm(総丈209cm×43,7cm) 頼潔箱書 二重箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
疎柳断橋山影長漲痕猶帯蓼花香
家鳬戀水歸来晩一半秋川已夕陽
三十六峰外史襄
〈読み〉
疎柳断橋 山影長し、漲痕 猶(なお)帯ぶ蓼花の香。
家鳧 水を恋いて帰り来ること晩(おそ)し、一半の秋川 已に夕陽。
三十六峰外史襄
〈語句〉
◯疎柳=この詩では、水に映ったまばらな柳影をいう。
◯断橋=こわれて切断された橋。→水に映った橋影。
◯漲痕=水のみなぎった跡。堤の草などなびいているをいう。
◯家鳧=あひる。
〈大意〉
水面には疎らな柳の影や壊れ落ちた橋の影、山の影が長く伸びて映り、岸には水の多かった時の痕があってまだ蓼の花の香りが漂っている。家鴨は水を恋しがって帰ってくるのが遅く、
秋の川の半分はすでに夕陽の中に沈んでいる。
〈解説〉
文政6年(1823)44歳の時に詠んだ「即事」という詩が揮毫されています。秋の美しい自然の景色とそこでの動植物の様子を描写しています。夕暮れ時の静かな雰囲気と少し物悲しい感情が感じられます。
頼潔の箱書きによれば、本作は中年以後の作であること、山陽の三男である頼三樹三郎の住まいで眼前の光景を詠んだ詩であることが分かります。(Y)
作家について
頼山陽(1780~1832)は、頼春水の長男。広島藩の藩儒となった父から、厳しく育てられた山陽は若い頃から奇行に走り、やがて脱藩、京へ出て塾を開いた。山陽の周辺には木米、田能村竹田、岡田半江、浦上春琴など...
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