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吉川英治
橘 画賛
Yoshikawa Eiji
tachibana
掛軸 紙本 70,5cm×16,4cm(総丈153cm×30,5cm) 吉川素亮箱書
作品の状態について
画面に少しシミとオレがありますが、鑑賞に影響するシミ、オレではないと考えています。
《本文》
たちばなの実
熟れなむ十二月の頃 平家のあとをたづねて
熊野路や
たちばなかほる
山の宿
《読み》
たちばなの実 熟れなむ十二月の頃、平家のあとをたづねて
熊野路や たちばな香ほる 山の宿
《大意》
橘の実が熟れる12月ごろ、平家の跡を訪ねたときの歌。
熊野に来てみると、山中にある宿まで橘の香りが漂ってきた。
《解説》
昭和25年12月、英治は「新・平家物語」の執筆取材のため、画家の杉本健吉と熊野を訪れています。俳句の前にある説明書きからもこの時に詠んだ歌であることが分かります。旅の途中しばしば俳句を詠み、書をしたためています。本作品も宿で書かれたものでしょうか。橘の花言葉は「追憶」。宿につき一息ついた英治は平家の盛衰に思いを馳せる。その興感は筆墨の力を借りることで、瑞々しい橘の実となって表れたようです。
「兄英治 橘画賛 素亮」の箱書きは、弟・吉川素亮によるものです。(G)
作家について
吉川英治(1892〜1962)は神奈川県に生まれた小説家。
代表作には「宮本武蔵」「新平家物語」など多数。
文化勲章受章。
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