釈宗演
達磨図
Shaku Soen
Daruma
掛軸 絹本 127cm×41,6cm(総丈199cm×55cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
《本文》
九年面壁百
事不知神光
未到飯熟多
時 法孫宗演拝写
《読み》
九年壁に面す,百事知らず。
神光未だ到らず,飯熟す時多し。
法孫宗演が拝みて写す。
《語注》
◯担板漢→禅語の一つ。
頑固者といった意味。板を構えて自分と世界を隔て、板の内側に居座るため。
《大意》
長年修養してきたが、いまだ知らないことは多い。
悟りも得られていないので、さらに努力しなくてはいけない。
《解説》
達磨の画は仏画として古くから描かれ尊ばれてきました。
江戸時代以降の達磨図として最も一般的な図様が半身達磨像です。
本作は向かって斜め右向きの達磨の上半身を描いています。
賛の「九年面壁」は達磨大師が嵩山の少林寺にこもって、九年間壁に向かって座禅を組んで悟りを開いたという故事から「長い期間一つのことに専念してやり遂げること。」を意味します。
「飯熟多時」は慧開禅師の詩句「早知灯是火,飯熟已多時。」(灯と火に違いがないことを早く知っていれば、とっくにご飯は炊きあがっていたのに。こだわりを捨てれば禅の道は開ける)を意味し、道は全て生活の中にあることを表しています。
印は、関防に「担板漢」白文、落款部には「安住圓覚」白文印、「洪嶽宗演」朱文印が捺されています。(G)
作家について
釈宗演(1860〜1919)は、福井県に生まれた臨済宗の僧。
京都妙心寺の越渓守謙のもとで得度し、曹源寺の儀山善来や、建仁寺の千葉俊涯のもとで修行した。
鎌倉円覚寺において今北洪川の法をついだ。
慶應義塾...
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