釈宗演
水月観音像
Shaku Soen
Kannon
掛軸 釈宗演賛 森村宜稲画 絹本 111,5cm×41,5cm(総丈203cm×54,5cm) 共箱 二重箱入
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
表装中廻しに使われている裂の柄に梵字が使われており、大変凝った掛軸に仕立てられています。
千江含一月
一月印千江
念彼観音力
霊光處々溢
明治辛亥一月良旦
入竺沙門宗演敬題
〈読み〉
千江は一月を含み、一月は千江を印す。
彼の観音力を念ずれば、霊光処々に溢る。
明治辛亥一月良旦。
入竺沙門の宗演、敬んで題す。
〈大意〉
この世のすべての水には月の影が映る。月の光は、大きな大河であれ小さい水溜まりであれ皆等しく照らす。一心に手を合わせて観音様を念じれば、霊妙な光はあちこちに溢れる。
明治四十四年一月の良き元旦に、インドに入り出家した釈宗演が敬んで題する。
〈解説〉
円相状の光背(こうはい)を負った観音様が巨大な蓮の葉の上に座し、水面に映る月の影に手を合わせる姿が描かれています。
明治44年(1911)元旦に釈宗演によって墨書された上方の賛は、人間にも千差万別の境遇、さまざまな立場があるけれども、大自然の恵み、観音様の慈悲は差別なくすべてに及んでいること、そしてそれを受けて光り輝く清らかな仏性を皆が等しく有しているから、様々な苦境に陥った時には一心に手を合わせて観音様を念じるべきであることを表しています。(Y)
作家について
釈宗演(1860〜1919)は、福井県に生まれた臨済宗の僧。
京都妙心寺の越渓守謙のもとで得度し、曹源寺の儀山善来や、建仁寺の千葉俊涯のもとで修行した。
鎌倉円覚寺において今北洪川の法をついだ。
慶應義塾...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。