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富岡鉄斎
五俳僊像
Tomioka Tessai
HAIKU
掛軸 絹本 109cm×41,5cm(総丈191cm×54,5cm) 共箱
作品の状態について
画面に少しオレがありますが、鑑賞に影響するオレではないと考えています。
表装は良い状態です。
︎︎︎︎芽出度も女は
髪の暑かな 太祇
︎︎︎︎︎︎花火つきて美人は
酒にみなけけむ 几董
︎︎︎︎菜の花や
月は東に
日は
西に
蕪村
外走る人の音きく
寒かな
月溪
出代や人の心の
薄月夜
召波
倣夜半翁筆意寫之鐵齋
〈読み〉
︎︎︎︎芽出度(めでたき)も女は髪の暑(あつさ)かな 太祇
︎︎︎︎︎︎花火つきて美人は酒にみなげけむ 几董
︎︎︎︎菜の花や月は東に日は西に 蕪村
外走る人の音きく寒(さむさ)哉 月渓
︎︎︎︎出代や人の心の薄月夜 召波
夜半翁の筆意に倣いて之を写す。鉄斎。
〈出典〉︎︎︎︎
◯太祇の句・・・潁原退蔵編『太祇句集』(天青堂、大正15年)夏之部。
︎︎︎︎︎︎◯几董の句・・・ 高浜虚子編『几董全集』(俳書堂、明治42年)秋。
︎︎︎︎◯蕪村の句・・・谷口蕪村著『蕪村全集』第3巻(講談社、平成2年)。安永3年の作。
◯月渓の句・・・星野麦人・小峰大羽編『俳句大観 冬之部』(美育社、明治35-36年)や今井柏浦編『類題俳句大全 下』(博文館、明治43年)の冬の部。『月渓句集』には収録されず。
◯召波の句・・・日本俳書大系刊行会編『日本俳書大系 第11巻』(日本俳書大系刊行会、昭和2年)内の「春泥發句集」春之部。
〈解説〉
五人の俳仙が集まり句会を開いているのだろうか。夜半翁、すなわち与謝蕪村の筆意に倣い、一人ひとりの表情や仕草が細かく描き分けられています。炭太祇・高井几董・与謝蕪村・松村月渓・黒柳召波の肖像画を描き、上部にその句を記しています。太祇は晩年に蕪村と親しく交わり、几董・月渓・召波の三人は蕪村の門人であり、みな蕪村と関わりのある人物です。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
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