クリックすると画像を拡大できます。
富岡鉄斎
探幽愛玩茶壺之図
Tomioka Tessai
tea urn
掛軸 紙本 16,7cm×54cm(総丈124cm×67,8cm) 和田三造箱書 二重箱入 富岡鉄斎鑑定委員会鑑定書附
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
探幽愛玩
茶壺都
返之図
(茶壺図)
撫守景 「守信」印
筆
探幽所用木
印
繪輪廓之
瓢者小堀
遠州書
守信二字
林道春
鎸之者後
藤光乘也
予得其印影狩
野探美模刻
以頒同志
鐵齋外史
〈読み〉
探幽愛玩茶壺都返(みやこがえり)の図。守景(もりかげ)の筆を撫でる。探幽の用いし所の木印なり。
輪廓の瓢を絵く者は小堀遠州、守信の二字を書せる者は林道春、之を鐫(ほ)りし者は後藤光乘なり。予其の印影を狩野探美に得たり。模刻し、以て同志に頒(わか)つ。 鉄斎外史。
〈大意〉
狩野探幽が愛玩した茶壺都返りの図。探幽の弟子、久隈守景の原画を模写した。この「守信」の木印は狩野探幽の用いたものだ。
ひょうたんの形を描いたのは小堀遠州、守信の二字を書いたのは林道春、それを彫ったのは後藤光乘である。私はこの印影を探幽の子孫、狩野探美から得たのだ。今(この印)を模刻して、志を同じくする仲間に分ち与える。
〈解説〉
鉄斎が久隈守景の原画をもとに狩野探幽愛玩の茶壺・都返り図を模写し、探幽の諱・守信の印を模刻したものを捺した作品。
同様の作品が『鉄斎研究』に数点収録されています。《墨癖餘筆帖》では「都返り」という名の由来について、「法印狩野探幽が一つの茶壺を持っていた。棚倉という名をつけていた。けだし名物であった。明暦の大火で狩野家も焼失した。その後、この茶壺は京都の茶商の手に渡った。そこで改めて都返という名をつけた」という意の賛が書かれています。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。