富岡鉄斎
淡彩山水図

Tomioka Tessai
Landscape

掛軸　絹本　137,5cm×48cm(総丈220cm×62cm) 二重箱入

作品の状態について

画面は少しヤケていますが、鑑賞に影響するヤケではないと考えています。
表装は良い状態です。

山可樵水可漁大夫招不登車
　　　鐵齋寫于玩易草堂

〈読み〉
山は樵（きこ）るべく水は漁（すなど）るべし。大夫招けども車に登らず。
鉄斎、玩易草堂にて写す。

〈大意〉
山では木こりをすることが出来るし、水では魚を取ることが出来る。田舎の隠遁生活は楽しいから、たとえ朝廷から高官として招かれても、車に乗って出仕するようなことはしない。

〈解説〉
　絹本に淡彩を交えて描かれた山水図。焚き火で暖を取りながら渓流に棹さす二人の人物が見えます。賛は明の李日華｢図高永仁年丈扇（竹嬾画媵）｣の句。関防印に「飲水枕臂」朱文瓢形印、落款印に「富岡百錬」白文方印と「銕叜」朱文方印を捺しています。(Ｙ)

作家について

富岡鉄斎（1836〜1924）は、京都に生まれた日本画家。

「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。

画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...

販売と買取（鑑定・査定）について

当店では富岡鉄斎などの書画・掛け軸を販売および買取（鑑定・査定）しています。詳しくは下記の各バナーをクリックしてください。