西郷南洲
二行書
Saigo Nanshu
Calligraphy
掛軸 紙本 130,6cm×58,6cm(201cm×67,3cm) 箱入 西郷南洲顕彰会鑑定書附
作品の状態について
画面に少しオレがありますが、鑑賞に影響するオレではないと考えています。
表装は良い状態です。
寧可清貧自樂不
作濁富多憂
南洲書
〈読み〉
寧ろ清貧自ら楽しむべく、濁富にして憂多きことを作(な)さず。南洲書す。
〈語註〉
◯清貧=行いが清らかで私欲がなく、そのために貧しく暮らしていること。
◯濁富=不正貪欲で富むこと。不義の富貴。清貧の対義語。
〈解説〉
草書を主体とした二行書。「樂」は「自」と「幺幺」を上下に組み合わせた特異な例だと思います。揮毫された語句は『景徳伝灯録』第21巻「招慶道匡」にみえ、「貧しくとも心楽しい暮らしが良いのであって、財産を多く持って、それを失うまいとして憂いの多い人生を送りたくはない」という意味です。つまり、清貧の暮らしこそが本当に心豊かな生き方だということを述べています。(Y)
◯景徳伝灯録
北宋の宣慈道原編。景徳元年(1004)成立。30巻。釈尊以前の過去七仏から南嶽下第10世、青原下第12世までの法系の次第、各組1701人、及び不出世10人の伝と問答をあげ、終わりの3巻に讃・頌・偈・銘・記などを収める。単行本として広く流布し、禅宗の灯書として基本的な典籍となった。『伝灯録』と略される。
作家について
西郷南洲(1827-1877)は、薩摩に生まれた幕末-明治時代の志士。
南洲は号、名は隆盛・隆永、通称は小吉・吉兵衛・吉之助。薩摩藩の下級藩士の家に生まれながら、藩主・島津斉彬に認められ側近として活躍したが...
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