堀文子 (ほりふみこ)
堀文子(1918-2019)は、東京に生まれた日本画家。花鳥をモチーフとする作品を多く描き「花の画家」とも称された。1940年に女子美術専門学校(現女子美大)の師範科日本画部を卒業。在学中の1938年に第2回新美術人協会展で入選し、新美術人協会、新制作派協会の会員として活躍。1952年には上村松園賞を受賞した。1974年の創画会の結成にも参画。1974年から1999年までは多摩美術大学の日本画科教授も務めた。神奈川県の大磯や、軽井沢、イタリアのアレッツォ等にアトリエを構えた。また、アマゾン・マヤ遺跡・インカ文明・ヒマラヤを取材旅行するなど精力的に活動した。フレーベル館の月刊保育絵本「キンダーブック」等で挿絵や装丁も手掛けた。