蓑虫山人 (みのむしさんじん)
蓑虫山人(1836~1900)は、幕末から明治に活躍した放浪の画家。美濃国(岐阜県)安八郡結村の生まれ。本名は土岐源吾。
嘉永2年(1849)に14歳で故郷を出て、明治29年(1896)まで放浪の旅を続けた。この間に、九州・中国・近畿・東海・関東・東北など全国を放浪しながら各地の名勝や史跡などを描いた。長崎に滞在した時には鉄翁祖門に教えを受けたという。
また、岩手県にある水沢公園の造園や、青森県にある亀ヶ岡遺跡の発掘調査を行ったことでも知られている。