森本草介 (もりもとそうすけ)
森本草介(1937~2015)は、昭和から平成に活躍した洋画家。画家・森本仁平の長男。朝鮮全羅北道全州府に生まれた。終戦後に帰国して岩手・東京で育つ。
昭和33年に東京藝術大学油画科に入学し、昭和36年には安宅賞を受賞した。昭和37年の大学卒業後は大学院の油画科専攻科の修了をへて東京藝術大学の助手となる。
昭和38年には国画会に初出品・初入選。昭和41年には国画賞を受賞。この年、東京藝術大学の助手を辞職している。昭和44年に国画会会員に推挙され、同年に「十騎会」結成にも参加した。
当初は静物画や風景画などを描いていたが、昭和54年頃から女性画を多く描くようになった。中でも裸婦の作品が高い評価を得ている。