望月玉泉 (もちずきぎょくせん)
望月玉泉(1834-1913)は、幕末-明治時代に活躍した望月派の日本画家。名は重岑、字は主一、通称は駿三。望月玉川の子として京都に生まれた。子に望月玉渓がいる。
はじめ父に画の教えを受け、禁裏造営や明治天皇即位での御用画などを描いた。
また、幸野楳嶺や久保田米僊らと京都府画学校の創設に携わった。
その後も、内国絵画共進会や内国勧業博覧会、パリ万国博覧会、シカゴ万博などに作品を出品して受章を重ねたほか、帝室技芸員も務めた。
弟子には川合玉堂などがいる。
「雪中芦雁」「海辺千鳥」等の代表作がある。