岡野石圃 (おかのせきほ)
岡野石圃(生没年不詳)は、伊勢出身の画家。「芥子園画伝」を下絵の構図に初めて用い、多くの追随者を生んだ人物として知られている。画系は不詳。池大雅と親交があり、黄檗をはじめとする大雅と同様の情報入手経路を持っていたとされるが定かではない。明清画および中国画本の学習を手掛けはじめた人物のひとりに加えることができよう。「石圃画訣」「石圃娯観集」「石圃百名山譜」など、画譜類も積極的に刊行しており、当時の先駆的な画人であったことが想像される。
岡野石圃(生没年不詳)は、伊勢出身の画家。「芥子園画伝」を下絵の構図に初めて用い、多くの追随者を生んだ人物として知られている。画系は不詳。池大雅と親交があり、黄檗をはじめとする大雅と同様の情報入手経路を持っていたとされるが定かではない。明清画および中国画本の学習を手掛けはじめた人物のひとりに加えることができよう。「石圃画訣」「石圃娯観集」「石圃百名山譜」など、画譜類も積極的に刊行しており、当時の先駆的な画人であったことが想像される。